四国唯一の原子力発電所である、伊方発電所。
そのPR館「伊方ビジターズハウス」は、「道の駅 きらら館」のすぐお隣
3Fの連絡通路で結ばれ、入場料無料なので気軽に訪問することができます。
先日、「道の駅 きらら館」へ立ち寄った際に「伊方ビジターズハウス」も見学してきました。
そこで今回の記事では、子どもと楽しみながら原子力発電について学ぶことができる施設
「伊方ビジターズハウス」について綴っていきます。
ぜひ、ご覧ください。
伊方ビジターズハウス(PR館)は、「道の駅 きらら館」のすぐ隣
日本一細長い半島、佐田岬半島にある「道の駅 伊方きらら館」
佐田岬メロディーライン(国道197号)沿いに建ち、オレンジ色の屋根が目印
この日は、「道の駅 きらら館」を楽しんだ後
3Fにある連絡通路を使い「伊方ビジターズハウス」へ行くことに。
(※通路では、マルシェが開催されていました)
伊方ビジターズハウス(PR館)を見学
「道の駅 きらら館」3Fの連絡通路側からは、伊方ビジターズハウスの別館・エネルギー展示ホールへと繋がっていています。
入り口では、四国電力のマスコット・キャラクター あかりちゃんがお出迎え。
別館・エネルギー展示ホール
ここアースギャラリーでは、「エネルギーと地球環境」をテーマとした様々な映像を視聴することができます。
発電トライアル
ハンドルをくるくる回すと電気が作れる発電トライアル。
4つのハンドルがあり、自分の結果や一日のランキングも表示されるため
トライすると結構、熱くなってしまいます。
原子力Q&A
タッチパネル式の端末にクイズが表示され
クイズとはいえ、勉強になります。
お絵描き水族館
続いては、タッチパネルに自分で描いた絵が水族館の中へ移動する「お絵描き水族館」
好きな絵を描いて
動き方や、くらし方(1匹orいっぱい)を選択
そして、名前を付けると水槽の中へ移動します。
どんな風に表示されるかは、現地で試してみてくださいね。
省エネBANG!BANG!
身近にできるエネルギーの節約方法について、クイズに答えながら学ぶことができる省エネBANG!BANG!
塗り絵コーナー
色鉛筆やマジックが用意され、塗り絵ができるスペースも
4才の息子も、じいじと一緒に楽しみました。
無料プレゼントコーナー
「ご自由にお取り下さい」とのことで、来場者へミニ扇風機の無料プレゼントも
息子用に、1ついただきました。
本館・原子力展示ホール
そして、ここからは原子力展示ホール
原子燃料サイクル
使用済燃料のリサイクルについては、70インチ大型モニターで分かりやすく説明してくれます。
緑色片岩
こちら、むき出しの状態で展示されているのは、伊方発電所を支える大きな基礎岩盤「緑色片岩」
伊方発電所の安全上重要な建物は、強固な「緑色片岩」の岩盤上に直接建てられているのだそう。
タービン・発電機
続いては、映像と模型でタービンや発電機の役割を説明
【原子力発電のしくみ】
原子力発電は、原子炉の中でウランが核分裂反応を起こすときに出す熱を利用して水を熱し、そこから得えられた蒸気の勢いでタービン・発電機を回転させて電気をつくっています。
日本で使われている商業用の原子炉には「加圧水型」と「沸騰水型」の2種類があり
伊方発電所では、「加圧水型」の方法で発電。【加圧水型原子炉】
加圧水型原子炉は、原子炉でつくった熱水を蒸気発生器に送り、別の水を加熱して高温の蒸気に変えます。その蒸気の力でタービン・発電機を回転させ、電気をつくります。
(四国電力HPより引用)
原子炉格納容器
発電所の心臓部、原子炉格納容器。
実物の6分の1の模型と光の演出で伊方発電所の内部が再現され、コンピューターグラフィックを取り入れた映像で、発電の仕組みを分かりやすく説明してくれます。
伊方発電所の模型
伊方発電所の模型には、災害時や巨大地震発生時の対策など、発電所の安全性を紹介するマッピング映像が流れます。
シアターホール
200インチ大型スクリーンで、リアルな3D立体映像と迫力ある5.1チャンネル立体音響を体感することができるシアターホール。
今回はタイミング的に見ることができませんでしたが、次回はぜひ見てみたい。
ラウンジ、伊方とぶナビ
瀬戸内海と宇和海に囲まれた佐田岬半島
八西地域の観光スポットを空から探検することができる伊方とぶナビとラウンジ。
「伊方ビジターズハウス」の正面玄関
そして、「道の駅 きらら館」の連絡通路を通らずに、直接訪問する場合はこちらが入り口になります。
まとめ|伊方ビジターズハウス(PR館)
「伊方ビジターハウス」は、入場料無料で気軽に楽しみながら原子力発電について学べる施設。
別館・エネルギー展示ホールでは、ハンドルを回して発電する発電トライアルや、クイズ、塗り絵コーナーなど、幼児でも楽しめるコンテンツが充実し
本館・原子力展示ホールでは、快適で安心・安全な暮らしを支える電気を作るための原子力について、模型や映像で本格的に学ぶことができます。
佐田岬半島へお出かけの際は、行かれてみてはいかがでしょうか。

「伊方ビジターハウス」では、スタッフの方による館内案内サービスもありますので
ご興味のある方は、申し込みされてみてくださいね。⇒ 見学申込書
「伊方ビジターズハウス(PR館)」の基本情報
愛媛県西宇和郡伊方町九町字コチワキ3-204
MAP
電話:0894-39-1399
開館時間:9:00~17:00
入館料:無料
休館日:年末年始(12月29日~1月1日)
※その他都合により、臨時休館となる場合があります。
駐車場:大型バス 3台 乗用車 20台
その他:車椅子・ベビーカーの貸し出し有り
アクセス:【伊予鉄バス利用の場合】松山市駅から出発の「八幡浜・三崎特急線 三崎行き」に乗車→「伊方ビジターズハウス前」で下車(松山市駅からの所要時間は、2時間26分)
備考:原子力災害時の行動について
また、もしも災害が発生した時のために、愛媛県庁のHPには「原子力災害時の行動について」の記載がありますので、併せてご紹介します。
伊方発電所では、重大事故が起きないよう何重にも安全対策が取られています。さらに、万が一、事故が起こったとしても、拡大させないよう様々な対策が講じられていますが、日ごろから事故が発生したときのために、備えておくことが大切です。
伊方発電所で原子力災害が起こった場合にとるべき行動を事前に確認しておきましょう。
(1)お住いの地域について
緊急時における避難や屋内退避など、とるべき行動は、原子力発電所からの距離に応じて異なりますので、お住まいの地域について、普段から把握しておくことが大切です。(2)緊急事態の連絡
伊方発電所において原子力災害が発生した場合、県や関係市町などから、防災行政無線、広報車、緊急速報メール、テレビ・ラジオなど様々な手段を使って必要な情報を速やかにお知らせします。自分のいる場所や事故の状況に応じて対応が変わっていくため、「うわさ」や憶測に惑わされないで、県や関係市町などの情報に基づいて、落ち着いて行動してください。(3)屋内退避の指示が出されたら
伊方発電所で事故が発生した場合、放射性物質が放出される可能性があります。建物に入ることで、放射線による影響を回避したり低減させることができ、このことを屋内退避といいます。屋内退避の指示が出された場合は、すぐに自宅などに入り、外に出ないでください。(4)避難の指示が出されたら
避難等の指示は、早め早めに出されるものです。避難の指示が出されたら、落ち着いて行動してください。(愛媛県庁より引用)
起こってほしくない災害ですが、
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